4月12日（日）17時開演　東急シアターオーブ
1階2列17番

ボビー・ホッジス
キーラ・セクストン

昼公演のあとのステージドア　そして　友人とお茶をしてから　予約してあった花を受け取り夜公演の会場に向かいました。こんな事いうのもなんですが 花がひじょうにショボかったのがショックでした。花束って　同じ値段でも　作る人のセンスや花の鮮度とかで全然違ってくるんですよね。なんていうか 自分でつんできた花を家にある包装紙とリボンで仕上げたようなクオリティで　テンションが下がりました・・・

けれど　気を取り直し席に向かいました。
何度も公演を観てると　この時にこの席で良かった！という運命の席に当たることがたまにあるのですが　まさに　この時がそうだったように思います。

席に座ると　お隣りに一人の女の子が座っていました。もう働いてると言ってましたが　最初は学生さんに見えました。
彼女が私と同じように花束を持っていたので話しかけてみたのですが　聞けばこの日が人生初のリバーダンスとのこと。なんでも前回の日本ファイナルと言われた公演の際にリバーダンスを初めて知ったものの　その時には観れず今回念願かなって観れたそうです。四国から来たという彼女　どうやって公演情報を知ることが出来たの？とたずねたらコンビニで知ったとのこと。この日の昼公演も観て　そこで花を渡せることを知り準備して夜公演にのぞんだのだそうです。
四国からわざわざ公演を観るために東京まで来て　はじめてなのに花を渡そうとしてる・・・なんだか私も感激してしまい　一緒に渡しに行こうね！と約束しました。
彼女はキーラさんに渡したいと話していたので　私は二つある花束の一つはボビー　も一つはマリータさんに渡そうと決めました。

そして　会場内が暗くなり　いよいよ開演です。
ミュージシャンたちが登場して席に着くと　さっそくパットさんがこちらに向かって微笑みかけてくれています。あとから
「すぐわかったよ～♪」と。パットさんの独演中にも何度も目をパチッとウインクしてくれ　この席でラッキー♪♪♪

それで　この日のプリンシパルはボビーとキーラ。
少しネットで調べてみたら　この二人は　子供の頃からよく知っている間柄だそうです。二人ともイギリス出身。キーラは両親はアイルランドの出身ですが本人はイギリスで生まれ育ったようです。ボビーは五歳の時にユーロビジョンをみて　ママに自分もやりたいよーと言い続けたのがきっかけ　キーラはお姉さん二人がやってたから3歳ではじめ　14歳のときにダンスで表現することの楽しさや素晴らしさに目覚めたんだそうです。

ボビーはインタビューで　影響された本は？という質問に　「ハリーポッター」と答えているのですが　ボビーは現在25歳くらい。ハリポタのダニエル・ラドクリフが現在26歳　エマ・ワトソンが25歳なのを考えると　そういう世代なんだなぁ・・・若いんだなぁと改めて思いました。

ジェイムス・グリナンは　4歳の時にユーロビジョンみたものの（現在24歳くらい）あまりよく覚えていなく　イギリスで生まれたけれど11歳の時にアイルランドに家族で戻ったらしいので　ルーツはアイルランドなのかもしれません。

クロイもやはり　6か7歳でみたユーロビジョンがリバーダンスへのスタートだったようです。（現在26か27歳くらい）

エマはダブリン出身。ダンスだけでなく　歌もやってきたようで　過去にカーペンターズのリチャード・カーペンターとも共演だか　その前で歌を披露したことがあるようです。

とにかく　みんなみんな若いです。
それだけじゃなくpirikaさんも書かれていましたが　今回のアイリッシュダンサーキャストの方々　特に男性のみなさん　ものすごい筋肉でビックリしました。

10数年前のダンサーさんは　アイリッシュダンスの出来る学生が休みを利用してツアーに参加したり職場から休みをもらって参加してるような人もかなりいて　もちろんスタイルは抜群なのですが 今よりも普通体型だったように思います。私がキャストの方たちと撮ったたくさんの写真を見ても昔のダンサーさんからそんなにマッチョな様子は伺えません。
今回　来日前プロモでジェイソンが「プロテインシェイクを飲んだり　縄跳びや水泳で体をつくってる」と話してたり　ジェイムスかな？　すごい量のプロテインやサプリと思われるものの写真をアップしてたりして　ダンスのレベルが上がっていると感じたのも　そういった体作りや昔にはそんなこと標榜してる人はいなかった「プロフェッショナル・アイリッシュダンサー」という意識の違いから来ているものなのかもなと感じました。

公演の話しに舞い戻ります。
東京でのさいご　しかも２列目なので　演目がどんどん進んでいってしまいました。
あっという間に　ハートランド。
私の会いたかった応援していたダンサーさんが　黒い服を着てラインの私側のほうで踊っていました！ラッキー♪♪　他のお客さまたちは 舞台中央のプリンシパルに向けて手拍子をしていましたが　私はそのダンサーさんに向けて手拍子を送りました。

そしてフィナーレ・・・
キャストが舞台近くにきて　二回のリバーダンスを踊ったあとのタイミングを見計らって　隣りの女の子に　よし！今だ！と花束を渡しにむかいました。特に誘導してくれるスタッフなどはいませんでしたね。
ボビーもマリータさんも会場全体を意識しているので　足元の自分にはなかなか気付いてもらえませんでした。
でも気付くと　ボビーは心からありがとう　みたいなジェスチャーで花を受け取ってくれ　しかも　終演後のステージドアでわりと軽いノリで「花をありがとう～♪」と言ってくれました。

花を無事に渡せ　座席の方に戻ろうすると　すでにほとんどのキャストの方たちは舞台からはけてしまっていたのですが　ふと舞台そでをみると　あの会いたかったダンサーさんが　舞台そでから上半身を出し腰をかがめ　私に向かってブンブンと手を振ってくれているのです！感動の嵐に包まれながら
私も一生懸命手を振りました（ありがとう！！）
嬉しかった（涙）・・・

余韻に浸りつつ　お隣りの女の子に「ステージドアに行ってみる？」と声をかけ一緒に行くことに。自分はもう良かったのでその女の子のパンフにサインと　彼女とキャストの写真をたくさん撮りましたが　ふとジェイソンとジェイムスにはさまれてポーズをとっているのを見て我にかえり（笑）　これは私も撮ってもらいたい(汗）！とその子のあとに撮ってもらいました。

この時のジェイソンがすごく楽しそうで嬉しそうな様子をしていたのが　とても印象的でした。

そのあと　辺りがだいぶ静かになった頃　pirikaさんとはじめてお会いしお話しさせて頂きました。　リバーダンスを好きな方はたくさんいますが 昔からかわらないテンションでたくさんの公演に足を運んで　レポートまで書くような 自分の同志のような方と話せたのは本当に嬉しいことでした。本当にありがとうございました！

こうして私の東京公演鑑賞はおわりました。
きっと　東京にまたリバーダンスはやってくる！そんな希望を持てる手ごたえを感じながら・・・