RD2003:11/13夜:念願のLiffey公演

RDoBLaganも観てるのにLiffeyは今回がはじめてというLilyさんからのレポートです。
Nov. 28, 2003
posted by Lily

11月13日(木)午後7時からのRiverdance公演に行ってきました。席は 25列目62番。S席とはいえ、舞台からは結構遠い印象を受けましたが、振り返るとずいぶん奥まで座席が並んでいたのでびっくりしました。

今までShannonとLaganしか見たことがなかったので、いつか絶対Liffeyを見るんだ、と心待ちにしていましたが、最後に生のRD(Lagan)を見てから早2年。
どうしてもJoanneさんとSusanさんのダンスが見たかったのでどちらかがPrincipalになってくれることを願っていました。

ConorはBroadwayで散々見たのでできれば他の人が見たかったのですが、JoanneさんとSusanさんを同時に見るためには Principal はJoanne&Conorの組み合わせしかないだろうし・・・と複雑な思いで考えていました。会場内のどこにもPrincipalが誰かという掲示がなかったような気がします。ロビーとか扉付近を探し回りましたがありませんでした。どなたか見つけた方いらっしゃいますか?

この日の Principal はやはり Conor Hayes と Joanne Doyle でした。FiredanceはYolandaさん、Singersのソロは、RDのオフィシャルページで顔を確認する限りでは、Sarahさんだと思います。

Reel Around The Sun

いよいよ始まる!という期待感と、あれ、ここってこんなに音がこもるんだ?という、すっきりしない音への不安が入り混じった気持ちで見ていました。
Susanさんはすぐにわかりました。生のSusanさんだー!ととっても感動。彼女のleadも見たかったです・・・。

男性Principalは掲示板でも評判のSeanさんが見たいなーと思っていたのですが、実際にConorが出てきたら、何だか懐かしくなってしまいました。今のConorには今のConorなりの良さがあるのは頭ではわかっているのですが、どうしても彼の限界のようなものが見えてしまうような気がしました。ShannonのUnderstudiesだった頃が一番リラックスしてのびのびしていたように思います。Principalの肩書きが重すぎるのか、肩に力が入りすぎているようで・・・。
 最後のV字は計10人で左右5人ずつ。綺麗に決まっていました。

The Heart's Cry

掲示板のみなさんの書き込みを見て、もしかしてあぶなっかしい声なのかしら、と思っていたのですが、個人的にはよかったんじゃないかと思います。高音もきれいに伸びていたし、かえって今までに聞いたsoloの人たちよりも伸びすぎていたくらいに感じました。

The Countess Cathleen

このあたりになると、舞台上のショーの流れと、自分の中のRiverdanceの流れとが重なり合い始めていました。Joanneさん、本当に綺麗。大人な感じですよね。 ShannonのEileenや以前存在していたLaganのTaraよりも実際に年上のようですが、ステップを踏むことが呼吸するようにとても自然でした。

ハードシューズのパートになってSusanさん登場。ぱっと人目を惹く気がするのは、私がSusanさんを探しながら見ていたからでしょうか。

Thunderstorm

ステップを完全に覚えてしまっているくらい大好き。(自分でステップを踏めるわけではないので音として覚えているだけですが)。Conorも、しっかりがんばっていました。でも何となく、みんな淡々とこなしているようにも見えて、ちょっと重みが足らないような気がしてさみしかったです。

Firedance

私の中では、ShannonのRosaに次いでよかったです。力強くて、存在感があって、安心してのめりこんでいけた感じ。

Riverdance

さ、Susanさんだ、と思ったのに、いないー!
最初の6人の中にいないばかりか、後から出てきた中にもいなかったような気がします。そのことはさみしかったのですが、久しぶりのRiverdance、きれいにぴしっと決まってとてもよかったです。

American Wake

ここでもSusanさんはいませんでした。どうしちゃったんだろう?と思うより、微妙にリズムが合っていない演奏に気を取られっぱなしでした。専門的なことはわかりませんが、ドラムとフィドルと、手拍子とステップが微妙にずれていたような気がします。
えーっ、えーっ、と思っていたら、歌が始まりました。

Trading Taps

掲示板の書き込みを見ていて、もしかしてないのかも・・・とちょっと不安でしたが、ちゃんとありました。Conorが押されっぱなしのようにも見えましたが、見方によっては、すべてにおいてPrincipalだけが目立ってかっこよくなるのではなく、ちゃんとその他の出演者も盛り立てるようになってるのかな、と。そう思って見たら、頼りなげなConorが大人に見えてきました。

The Russian Dervish

評判が高いというのもある意味わかりますが、個人的には、くるくるまわるだけではなくてもっといわゆるバレエ、というものが観たい気がします。Riverdanceの中の位置づけとしてはこれでいいのでしょうか・・・?

Home And The Heartland

Riverdance の時よりも人数が減って、1列に並んだときにちょっとすかすかに見えちゃいました。Susanさんもいないし。あと4,5人増やしてくれたらなー、とも思いましたが、ぴしーっと綺麗に決まっていて、その点では言うことなしです。

全体的な感想。

国際フォーラムって、音響設備が悪いはずはないと思うのですが、どうも音がこもってしまっていたような気がします。マイクで拾っているタップの音にばらつきがあるからか、ボリュームがあっていないのか、ステップの音に切れがないような気がしました。もったいないなー、と。ショーの間には結構いい感じで手拍子も入っていたのですが、スタンディングはぱらぱらでした。みんな、とってもよかったんだけど、何かが何となくしっくりこなくて、って思ってたのかな。

これまた個人的なことですが、Shannonでお気に入りだったRyan McCaffeyがBoyneでLeadDancerとして復活していました。私は東京に帰ってきてしまっているので、前のようにNYからミネソタへ見に行く、ということもできないのですが、何とかして彼がPrincipalを踊るところを観てみたいと思っています。

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