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続・靴を作るのだ(5)

続・靴を作るのだ

その1

その2

その3

その4

その5




さて、PacelliのReel Shoes+Tapsの作り方の続きなわけです。

買ったそのままでTaps(チップ)をつけようとすると靴底が薄すぎてクギが貫通してしまうので、靴修理のスタンドで革を一枚ボール部分に貼ってもらう。お店によって違うでしょうけど2〜3000円でやってもらえると思います。

革を一枚貼って厚みを増す


で、また例のごとくクリックがしやすいようにボールタップは少し内側に寄せて付ける。

内寄せ反響盤

Tapsネジ止め完了
これで一応完成。


完成
見た目はほとんどタップシューズでしょ。


履いてみるとこれがめっちゃ軽い。作りが違うから当然だけれど、タップシューズよりも軽い。クリックやwhipのとき、思ったより脚が上がりすぎて違和感をおぼえるほど。

Riverdanceでもこういう靴を使っている方がいるそうですが、実際履いてみるとその気持ちが非常によく分かります。脚の疲労度が全然違いますもの。トゥなしJig+Tapsとは似ているようでまったく別次元の靴ですね。

つま先を使うような、割と靴に負担をかけるようなステップではもちろん、頑丈でストラップのついたJig Shoesのほうが適していると思いますし、音の点から「Jig Shoesでなきゃ」という場合もあるでしょう。けれど、大きなステージで、音に関してはオーディオの助けがある場合であれば、こちらの軽い靴を使って、見た目の振りをはっきりさせた方がいい、というのがステージのダンサーの判断なのではないかと。


靴底に革を1枚貼ったのはいいのだけれど、まだちょっと足りなくて、左の親指の角質化したあたりに貫通したクギの先があたる。ほうっておいたらだんだん食い込んで血が出てきたので急遽、中敷きをいれて対処する。いたたた・・・。


(つづく、かな)

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