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1/28夜 Fujieさんの場合

1/28夜

こにおさん

Yukiさん

Fujieさん


ご無沙汰でしたね。FujieさんのHTML入稿の(!)レポートです。


 アカデミー賞の衛星中継で見たRiverdance(RD)に脳天カラ竹割りのごとき衝撃を受け、昨年のRD来日によって一気にIrish Danceマニア---とは言っても自分ではステップできないので「似非マニア」---となった私は、たとえマイケル・フラットレーが来なくったって、当然!見に行ってしまう。
ただ、Lord of The Dance(LOTD)の来日とチケット発売を知らせるDMが来たときには素直に喜んだにもかかわらず、当日が近付くにつれて、ちょっと違和感が増していたのも事実。
LOTDは、良くも悪くも「Michael Flatleyによる、Michael Flatleyの為の・・・(以下繰り返し)」〔(c)moriyさん〕ステージなワケで、他に誰が代わることが出来るのか?---最大の疑問。
事前に放映されていた特番は一切見ていなかった。予習はLOTDとFOFのビデオのみ。キャストすら調べていない。Airもご無沙汰だし、今更ちょっと聞きづらい。



 数寄屋橋のNikonShopで捜し物を見つけ、やや遅めに会場へと足を踏み入れる。
 席は15列。ステージにも近いし、通路際なので気楽。
隣席のご夫妻の会話から、前方2列目辺りに桂小金治師匠一行がいると知る。
 見回してみると女性、しかもグループが多い。うん、何故か美人が多いね・・・。おっと、おやじモード(^^ゞ

 19:00の開演予定時刻を過ぎ---(ねえ、まだなの?)---ようやくバンドのメンバーが裏手に待機するのが見える。松明(ろうそく?)の明かりがちらちら。
 場内アナウンス、ベルならぬ鐘の音。

しばらくして19:10
---"Good-evening, Ladies and Gentlemen....."
 ---暗転 >>静まる場内
  ---ホワイトノイズの風の音
   ---星が輝く >>StoneHengeが頭に浮かぶ

始まってしまうと余計な疑問は消失。>ビデオとおんなじ顔のSpirit。
(?ん、ちょっと違う、意外と老けてる? (。_・☆\ (-_-;)
 きらきら光る金色の粉、立ち上がるダンサー、LOTDはソフトシューズのステップが綺麗。(いや、詳しくはないけれど。)
 そしてLord登場!!!<けたたましい音。
(あ、そうだこれタップシューズ?、それにしてもちょっと大きすぎ。マイクのボリューム下げてくれないかな、、、んー、ひょっとして(ーー;)録音?>これ、、、。わあ、もう初めから掲示板では話題になっていた・・・)

 それでもって、えっと、これがDesmond Baileyですか?・・・違う?ちょっと「やんちゃな兄ちゃん」ってな感じなんね。("Lord"を演じるにしてはなんか、若すぎるんでないかい?)
 それにしても、今回はプリンシパルはじめとしてキャストのお名前がさっぱり分からん。かろうじてSpiritsとMorriganとフィドルの二人がビデオと同じ(らしい)ということしかわからず、未だに混乱している。
 オフィシャルサイトにもろくな情報がないし、TVは見ていなかったし、パンフレット(ねえちょっと奥さん、あの内容で\2000-は高すぎませんこと?RDは袋もあったのに今回は・・・)にも何も出ていないし、紹介のアナウンスもなかった。---もっともRDの時だってプリンシパルの紹介は途中からだったとは思うが・・・。

 で、まあ、この「やんちゃな兄ちゃん」。実にパワフルでスピード感のあるステップ。キレも良い。<これはタップシューズのせいだろうか。
狭いステージ(いや本当に狭い)を駆け回る姿は好印象。
 そして決めのポーズ。。。あ〜「まいける」だ〜。(^_^;)
 いやー、この人ってば、ずうーっとエンディングまでこの調子なんですよねえ・・・。あのスケベ・・・もといセクシー系の乗りはマイケル・フラットレーだからこそ許されるのではないのかな?演出とか振り付けだとしたら、ちと考え直してもらいたい。
 このミョ〜な雰囲気のせいか、Dark Lordの方がしっかりとしたステップのように思えた。うん、いいよね、この人。(これはだーれ?)
 舞台の流れはご存じの通り。歌、ソフトシューズ、タップ、フィドル・・・Videoの通りのそのまんま。安心して見られると言えばそうなんだけれども、もう少し意外性を期待していたのにね。
去っていくDarkLoedの手下にSpiritsが突っかける所なんかはVideoそっくりなんだけど、そういった細かいところ以外にも、「Trading Taps」のようにダンサーのセンスで見(魅)せてくれる場面が欲しかったなあ。

 前後するけれども、休憩を挟んだ後半は、見ている方もリラックスしてきたのか、要所要所では、私の右後方に構えたお姉さんたちから黄色い声援が飛ぶ。
 (をを、通な方々。もしかしてAirな皆さん?)
私の少し置いた隣の方には、何故か和装の令嬢もいらっしゃる。
 (あれ、初めからこのお召し物でしたか?)
フィドルのところでもう少し乗せてくれれば、途中でも関係なくそのまま立ち上がったしまいそうな気配もあるし、場内は結構いい感じ。

 しかし、自分ときたら音が気になって、どうもいかん。
それまでは疑問に思いながらも、前のめりでステージを見ていたのに、後半になって、(何処だったか正確に思い出せないんですが)大勢で踊っている場面でちょっと醒めかけた・・・つまり、踊っている曲の途中から、いきなりタップ音を入れんなっちゅーねん!びっくりするわい。衣装のすれる音は初めからずっと聞こえているのに、なんで靴の音だけ途中からなんだかなあ・・・。
RDの時はどううだったのか知らないけれど、今回はかなり録音が使われている印象でしたね。
 DarkLordはマイクで拾っている一方で、Lordの方は録音中心の音だったのでしょうか?---それとも同様にマイクだった・・・?これはシューズの違いから来る音の差からなのかも知れないけれども、違和感あるなあ・・・。

 余りこだわる気はないけれども、マイクで拾っているならちょっときつすぎ。「嘘」でない限り録音でも構わないが、でも、もっと生の音を聞きたかったと言うのが正直なところ。全てではないにせよ、やるんだったら、もう少し「上手く騙して」くれないかな。あの音はまるでモノラル録音のようだった。


 全体の構成や展開がRiverdanceにだぶってしまう。してはいけないと思う一方で、較べずにはいられないよね。
 それでどうかと言うと、やはりLOTDの方が粒が小さいような気がする。
予想通り、相変わらず垢抜けない衣装とか、比較的若いダンサーたちといった理由もあると思うが、それ以上に全体を「きりっ」と締める人がいない。
そりゃまあRDの時は「姐さん」がいましたからねえ ヽ(^。^)丿
あのお方一人でビシッと締まりました、、、けれど較べちゃいかんですね。
 その代わりってことではないけれど、今回注目してしまったのは何故か「ネコ科のMorrigan」。残念なのは、彼女がウィンクしたかどうか見えなかったこと。
ハードシューズのちょっときつい音響のせいでしらけ気味に思えてしまった部分もあるけれど、流れるようなステップと高いジャンプ。うーん、いいね〜この人。


(長くなったんで無理矢理まとめると、、、今回思ったのは、
RDは圧倒的な打撃系の群舞と個性で見せてくれたけれど、
LOTDはソフトシューズのステップが綺麗でしたね。
でも本音を言えば、マイケル・フラットレーの強烈なステップと個性も捨てがたいな・・・いえいえ、怖い物見たさでは無く。(^^;;;ゞ



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