Triops


2000.4.19(Wed) いきなり誕生!
朝、水槽を見るととくに変化は見られない。水温は22度。孵化には3日くらいかかるというようなことが説明書には書いてあったので、気にせずそのままほうっておく。昼休み、Iセンパイが水槽をのぞきに来て数十秒後。

「あれ、これもう生まれたんじゃない?」
「え、まだ1日もたってませんよ」
「でもいま見えたよ」
「幻覚じゃないんですか?」
「うそ、絶対見えたって!」
「またぁ・・・」

と、センパイが指を指している方向を見ると、ちーさくて白いものが、チンダル現象の分子の動きとは明らかに異なる動きをしている。

「!!」
「ほら」

いそいで写真を撮ろうとしたんですけれども、小さくてどこにいるかよくわからず、またデジカメでは正確なピントが期待できるはずもなく、こんな感じにしか写らない。

拡大してみましょう。たしか、このあたりにいたような気がするんだけれど・・・なんか自分で言っててものすごく不安になってきたなあ。





2000.4.20(Thu) おがくず囓っても一匹。

スピード誕生の衝撃はあっという間に消え去り、周囲からは「なに? 一匹しかいないの?」の声。もう3日目だし、これ以降の誕生は見込めないような気がする。

この最初の個体(仮にへっぽこ1号と名付ける)の成長は順調で、半日に1mmくらいずつ大きくなっているような気がする。しかしまだデジカメで捉えられる大きさではなく、さらに時々行方不明になるので非常に難儀する。

たしか・・・このへん。





2000.4.21(Fri) 目視確認

小型で並の勢力を持つへっぽこ1号は日に日にその存在感を増しつつあり、現在キノコドーム底部にて、おがくず方面に進んでおります。


この日の夕方、はじめてセット付属の「トリオップスのえさ(A)」を投入。さかんに食う。

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