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"Perfect Tap Dancing"





ここがポイント

最近いろんなところで露出が多くなっているのはファンとしてもうれしい限り、冨田かおるセンセーの本です。こういう本が日本語で書かれるだけですごいことですからね。タップやってる人は買うべきかな。


内容の概要
  • いきなり前書きから「だ、である」調。
  • Part1(15ページから83ページまで)は、延々タップの専門用語辞典。

これだけで、売ろうという考え無しに作られた本であることは明らかです(^_^;)。あと、教則本でもないので、ステップの連続写真とかも、ないです。

Part2にはいって「無理なく痩せられる」というような話も出て来るんですが、それももともと100kg近い男性の例だったりして。客寄せのためなら「サリーちゃん脚がメリハリのある美脚に!」みたいなこと書きますもんね。

そうしないところに、「本当にタップの好きな人に読んで欲しい」という意気が感じられます。

収録されている用語は、ステップの名前だけでなく、音楽やその背景となる言葉にも及んでいます。

たとえば、「Irish」というステップの解説の次には、「Irish Jig」という言葉が載っています(タップの世界で、Irish Jigという言葉が問題になることがあるのかどうかわからないですけど・・・)。調べものをするときはもちろんですけど、なにげなくパラパラッとめくっててもいろいろと発見があって面白いです。

Part2では、レッスンの受け方についての話や、冨田センセーのNY修行日記などが読めます。また、タップのインフラについてもけっこうなページ数がさかれています。メーカーのカタログとか、店頭での印象ではわからない靴やチップの長所、短所が詳しく解説されていて、参考になります。板についてもこだわりをもって書かれているところがやっぱり、さすがですね。


入手方法

下のデータをメモって、お近くの本屋さんで注文してください。そしたらその足で、地元の公共図書館に寄りましょう。カウンターに「購入希望申請用紙」みたいのがあるはずですから、そこに「タップダンスに関する日本初の用語辞典です。これを揃えないことには○○市の文化程度が疑われます」とかなんとか書いて申し込んでみましょう。

売れる本ではないですけど、あるべき本ではありますからね。

「パーフェクト・タップ・ダンシング」
冨田かおる著
文芸社 定価1,400円(税別) 192ページ



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