RD2008:6/18夜:

連日の鑑賞レポートありがとうございます。みれーぬさんからです。
Jun. 29 2008
posted by みれーぬ

名古屋公演 6/18(水)19:00〜
今日は「1階2列目30番台」という席でしたが、この会場で「1列目」は正面中央の20〜31番だけなので、その左右の「2列目」は実質「最前列」です。
最前列の経験は、2003年来日時の名古屋レインボーホールが最初で、その時は左サイドでバンドのみなさんの真正面でした。もう気分は舞い上がって、終始、膝ドラムを叩いて演技・演奏に応えていたのを、フィドルのMairin Fahyさんに指さされて笑われました。(そりゃあ、うれしかったですとも!)
で今回は右サイド。バンドの反対側になってしまいましたが、今夜も最前列の役目を果たすつもりで開演を待ちます。

本日のプリンシパルは、なんと昨夜と同じSiobhan Mansonさん& Joe Moriartyさん。長身のお二人なので、きっと見応えあります。

オープニングのReel Around The Sunの終わりに、昨夜がっくりと肩を落としたかに見えたJoeさんの素振りが今夜もあったので、そういう演技だと分かり安心しました。

続いて現れた美しい美しいHeyleyさん。発音レッスンのようになめらかに艶やかに動く唇にうっとり。

そして輝かんばかりのSiobhanさんの登場。エメラルドの衣装にルビーのルージュ。サービス心旺盛で、会場中くまなく深いまなざしと笑みを送り魅了します。こちらを見てくれていない間は嫉妬しそうです。

Thunderstormでは手拍子をする間はないのですが、膝ドラムでアピール。Joeさんはそれに気付いたようで、目が合った瞬間コクリと頷いてくれたような気がします。

そして妻お気に入りのShivna。今夜のペアは、ブロンドの女性と茶髪小柄な男性です。男性の動きにバネのようなしなりとビシッ、ビシッとした切れが見られます。右サイドそして下から見上げる位置からの鑑賞は、二人の動きのシンクロや構成を楽しむには不適当でしたが、この男性ダンサーを妻がとみに気に入り、最終日まで「もう一度見たい見たい病」に罹ってしまいました。ただし、胸毛までよく見えてしまったのは(生理的に)彼女には残念だったようです。

FiredanceのRocioさんの登場。間近で見ると、ますます大きく見えます。険しい表情で「演技」しているのも、この距離からならよく分かります。ただ、演技に徹しているので、客席と目を合わせる機会はあまりありません。

そして、手拍子をキメたいThe Harvestへと続きますが、今夜はバンドが遠い…。席を立って舞台を歩き回るうち、Patくんがこちらへ来たときには、思い切って高い位置で手拍子を送ります。ノっていることが通じ、アイコンタクトを送ってくれた気がします。「昨日もいたっけ?」と分かってくれたでしょうか。

前半終了のRiverdance。ああ、美しいHaileyさんが向こう(左サイド)へ行ってしまう…。舞台が間近だからこそ、演技者が反対側へ移動してしまう度に、ずっと遠くへ行ってしまうようで、見る側の喜怒哀楽を大きく左右します。Siobhanさんのソフトシューズのパートも、目の前でステップを踏んだかと思うと、あっという間に舞台の向こう側へ去って行ってしまう気がします。そしてラインダンス。目の前の2〜3人のダンサーの足に目を奪われ、列全体を見渡す余裕がありません。目をそらしたりしたら、あちらからは丸分かりでしょうから。

すでにスタンディングしたくなっている気持ちを抑え、後半の部へと続きます。第1幕の演目の多くが録音テープ進行で、客席は「受け身がち」になってしまいますが、後半の第2幕は「参加するステージ」です。スクリーンが上がるのを待つのももどかしく、手拍子を合わせます。後席にも伝わるように、高く、高く。

今回、小編成と言われますが、人数を数えてみないかぎり「村人」の数が少ないとは思えない賑やかさです。サークルがほどけ、ペアのスピンが止まったところでピタリと手拍子を止め(ここで拍手は送らない主義)、Hayleyさんの美しくも哀しい歌を待ちます。

Trading Tapsでは、Kellyさんが名古屋で初の馬跳びを披露。やんやの喝采です。今夜の勝者はTap組でした。

Russian Dervishでは、妻のお気に入りの彼(最後まで名前一致せず…)は舞台左に立つことが多く残念そうでしたが、目の前で繰り広げられるスピン、ジャンプのアクロバット技の数々は圧巻です。が、これも舞台左右への移動が大きく、目で追うのがタイヘンです。途中の変調に惑わされないよう、手拍子を絶やしません。

そして私の大好きなOscail an Doras。ドラムをも引っ張るつもりで率先して手拍子を始めダンサーを迎え入れます。カラフルな民族衣装を纏ったSiobhanさんは、表情もイキイキ&ウキウキして魅力的です。そして何にも増して、とっても楽しそう。

さらに私のお気に入りは続き、フィドルのPatくんの登場。(フィドル&バウロンの競演シーン、「ナレーション翻訳」として渡された紙には載っていません。もはや定番なのになぜ?) スローナンバーからアップテンポに変わる際、昨日は無意識に手拍子を始めていましたが、今日はPatくんが「よっ!」っと掛け声を発しているのに気付きました。ノリノリのPatくんがこちら側まで歩いて来た時、目が合った気がしてうれしくなりました。

そしてRiverdance Reprise。今日のJoeさんはキメ・ポーズで「ダイスキーッ!」と叫んでいました。(昨日はやっぱり「ブラジャーッ」と聞こえたような…)

フィナーレでは、全出演者の挨拶が終わるのももどかしく、私たち夫婦はスタンディングです。Siobhanさんは、「またあなたたち?」という表情。Rosioさん、Kellyさんと今度ばかりは確実に目が合い、「こんなところにいたの?」という表情。
後方までは確認出来ませんでしたが、1階席オーケストラピット内はほぼ全員、スタンディングしていたのではないでしょうか。

良席に恵まれた幸運を最大限に活かし、全身で声援を送ることが出来た一夜でした。

レポートお待ちしてます
あなたも自分の視点で書いてみませんか?