RD2008:5/24昼:

オフ会まで参加していただきましてありがとうございました。jtakaoさんのレポートです。
Jun. 15 2008
posted by jtakao
入場前の会話。
「何回目?」
「いや、これが最初!」
まだ東京公演初の土曜なのに「何回目?」って聞かれるオレも…ねぇ。

そんなわけで、いよいよMy初日。この日はソワレだけの予定だったのが、ふとした事でマチネも観る事に。1階D列10番。この赤坂ACTシアターは舞台が他の劇場よりも若干低めで、この席でも充分に足元を見ることができそう。
前回公演と同様、紗幕が降りた状態からスタート。重低音が響き、イントロが始まります。このオープニング、紗幕にRiverdanceのロゴが描かれているのに、その向こうのスクリーンにもRiverdanceのロゴが現れるのがちょっと妙。紗幕いらないよ。そしてゆっくりと、ほんとにゆっくりと幕が上がります。
Reel Around the Sun, 最初のステップ、迫力あるステップのはずなんだけど、なにか物足りないような感じでした。それが何なのかわかりませんが、おそらく見た目なのかな…今年の公演を前にDVDを観たからなのかな。
ステージの構成は小さくなってしまった前回公演とほぼ同じ。横はいいかもしれないけど、奥行が小さい。それがスケール感を小さくしてしまっているような感じです。
そしてAlanさん登場。蹴り上げる足が高く上がっていて見事。でも後半ではやっぱり人数少ないのが残念。片側に5人。ダンサーの数としてはもっと多いのだから、もう少し舞台に奥行を設けて7人くらいにすればいいのに…と思ってしまいます。
The Heart's Cry, 難しい歌だろうし、いつも心配してしまうけど、今回は少し聴いただけで、お、いいじゃないか…と思いました。でもその後ろでバンドのメンバーの話し声が聞こえたのが非常に残念。小さな声ではあったけど、演目が演目なだけに、どれだけ小さな声でも聞こえてしまいます。これはやめてほしかったです。
The Countess Cathleen, 女性プリンシパルはCarlaさん。いい顔で踊ってました。女性ダンサーの中でリーダー的な雰囲気を感じさせてくれるダンスがなかなかカッコいい。
Thunderstorm, 席が近いだけに、叫び声も大きく聞こえます。タップの音をかき消すほどの大きな叫びに驚きました。
Firedance, Rocioさんのダンス、奇麗だね〜。小柄な方なのだけどステージではなぜか大きく見えます。そのしなやかな動きがほんと素晴らしいかったです。以前にも感じた事なんだけど、冒頭でスクリーンに映る影がほんと奇麗ですね。
Slip into Spring, あれ、アコーディオン無いんだ。確か前回はフィドル奏者がアコーディオンを持ち替えて演奏していたけど…。この演目は様々な楽器の音色の競演が楽しい演目だっただけに、さらに音色がひとつ減ってしまったことが残念。そしてThe Harvest, Patさんのフィドル、初めて観る男性によるThe Harvestです。正直、ちょっと物足りなかったかな。なんか余裕もって演奏しているという感じ。ここは芝居でもいいから、出来る限りパワフルに、もう動きすぎて髪の毛がボサボサになったり、力入れすぎて弓がブチブチと切れるような演奏を楽しみたかったです。
一幕ラスト、Riverdance。やっぱりこの音楽、いいですね。プリンシパルはちょっと堅苦しいような感じがしたけど、そんな演出なのかな。でもやはりこの演目の迫力は見事。あっという間の一幕でした。

休憩時間、幕の向こうでタップの音がします。練習しているのでしょうか。このシーン(っていうシーンじゃないけど)だけは幕の効果あり。

2幕。盛り上げるぞ。American Wakeでは積極的に手拍子。舞台からの煽りもあり、いい感じの手拍子になりました。Lift the Wingsではボーカルが女性だけ。ラストのキスが無いから、その直後、リプライズ前の冷やかすようなかけ声が浮いた感じなのが残念。
Heal their Hearts, このバリトンはあまり大きなアクションをしないほうがいい…と思っていましたが、Markさん、結構手を動かしながら歌ってます。でもこれが良かった。アンサンブルのみによるコーラスが終わる直前、Markさんは左右の後ろを見ます。一人じゃないんだ、仲間がいるんだ…という雰囲気でその後さらに力強く歌う声が素晴らしく、感動で涙が出ました。ほんと感動しました。この歌で涙が出たのは初めてです。
Trading Taps, 楽しかった〜。お互いの「マネ」をするシーン、いかにも小馬鹿にするような雰囲気が楽しいけど、今回はそんな小馬鹿にする雰囲気に磨きをかけてました。特にアイリッシュ側によるモダンの真似にはつい声を出して笑ってしまいました。もちろんその後の技の競演も見事。大きな拍手。
The Russian Dervish, いつもながら奇麗なダンスを観せてくれます。女性ダンサーのスピンにはキレがあり、そして男性ダンサーのダイナミックなダンスが奇麗。欲を言えばもうちょっと技で驚かせてほしかったかな。
あっという間にHeartland。なんだけど、トゥループが出て来て並んだ時には「そう来たか」と思ってしまいました。ここではやはり格子状に並んでほしかったです。プリンシパル2人を除くと16人。あと2人いれて片側9人、つまり3人×3列でもいいじゃないか…と思うのですが。
そしてFinale。手拍子、拍手は少なくないものの、残念ながらスタンディングは控えめ。そして最後のRiverdanceのリプライズでは一瞬音響が途切れるトラブル。ほんとにほんとにこの音トラブルが一瞬だったのが幸いでした。

決して悪いってわけじゃないけど、もう少し盛り上がりが欲しかったかな…なんて思ったMy初回でした。

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