RD2003:11/16夜:伝説の東京ファイナル

Dec. 7, 2003
posted by けいと
日時:11月16日(日)18時
座席:1階18列12番
プリンシパル:Conor Hayes & Joanne Doyle

とうとう最後の公演でした。振り返ってみると リバーダンスを見に行ってたというよりも 応援しに行ってたという感じの方がしっくりくるような そんな日々でした(笑)。

金曜からの5公演連続は さすがに笑ってしまうほど 体がくたびれていました。
腕にも力は入らず 手は冬の乾燥肌と 連日の激しい手拍子や拍手で はれぼったさと ひび割れや青あざまで出来ていました。なので この日は手のひらにバンドエイド(汗)貼ってました(笑)。。。

座席は 昨日の夜公演の14列12番から4列後ろの 18列12番。
ドラムの演奏もバッチリ見えそうで とても嬉しい!

東京公演も最終日とあって 客席はもちろん満席!
今回の東京公演 名古屋や大阪の話しを聞いていて 空席のことや とにかくいろいろ大丈夫なんだろうかぁ・・・と最初は心配していましたが 東京に関しては平日もほぼ満席状態で ほんとによかったです。。

やがて開演のベル・・・

この公演には リバーダンス大好きな人たちが きっとたくさん来ているんだろうなぁ・・・そう思わせるような 期待と気合いのこもった大きな拍手に迎えられて ミュージシャンが登場し そしてショーは始まりました。。。

「Reel Around the Sun」

ダンサーがまっすぐに前を向き いどむような にらむような目つきでこちらを見据えられると 厳しい自然や様々な苦悩を乗り越えその歴史に立ち向かおうとしてきたアイリッシュの強い意志や 近寄りがたいストイックさ崇高さを痛いほどに感じさせられて オープニングから どうしようもなくその世界に引き込まれてしまうのです。

クルっと手をまわし 片足をダンと踏んでから 上にクイっと顔を上げる この顔を上げるという振り付けは今回からなのでしょうか・・・印象に残っています。(moriy注:たしか2000年来日の時もこの演出だったような記憶が・・・自信ないですけど)

「The Heart's Cry」

Leadシンガーのサラさんは どんどん調子が良くなっていきました。
この日も 遠く透き通る声が とても美しかったです。

「The Countess Cathleen」

東京公演初日にスーザンさんのそばで見かけたアーリーンが見えました。
背が高くないから前の方で踊っています。よほどの特徴がない限り 女性ダンサーさんを見分けるのは難しく しかも 彼女はどちらかというと影の薄い感じの女の子なのですが 髪型がいつも同じだったのと その雰囲気で アーリーン?と思って声をかけると いつも間違っていなかったので 段々親しみがわいてしまったのです。ピンクの衣装がとても似合ってました。

「Caoineadh Chu Chulainn」

視線の行き着く先は どうやら2階席の右端のようだよと どなたかが話してましたけれども(笑) デクランさんは何を見つめ(考え)ながら あの心に響く演奏をしているんでしょうか。。。長いツアーで帰っていないおうちのことなのか 又は ガールフレンドのことを思い浮かべているのでしょうか・・・。今度はその彼女と一緒のBoyne Companyで 美しいメロディー奏で続けていって下さい・・・そう思いました。

「Thunderstorm」

かっこいいです! ほぼ毎回 ブレンダン似のジョーさんが出演されていたので夢中で見ていました。音楽が全くない ダンサーさんのステップと手拍子とかけ声だけの世界。その鼓動も伝わってくるような 見ているこちら側もどこか張り詰めて おたけびと共に終わる瞬間の緊張からの開放と 大拍手でのエネルギーの放出は いつもたまらない一瞬でした。

「Shivna」

アイリッシュダンスも フラメンコも ロシアンダンスも その踊りの違いもさることながら 体つきの違いが本当に見ててよくわかって このShivnaでは 男女ともに完璧なまでに鍛え上げられたその全身の肉体美と そこから生みだされる あのしなやかで美しい動きに 毎回うっとりしていました。

「Firedance」

ヨランダさんは 私の中では マリアさまに引けをとらないくらい良かったです。手の動きと あの強い意志を持った顔がとても素敵です。

「Slip into Spring - The Harvest」

バンドの演奏はほんとにかっこいいです。この日は この場面かどうかはわかりませんが 演奏のずれてる人がいて 会場の手拍子とどんどん合わなくなっていった とゆうようなこともあったみたいです。「さくらさくら」は この時はやらなかったですね(ちょっと残念)。。。

うろ覚えで間違っているかもしれませんが 今回はブズーキ なかったように思います。それから 確か前回はドラムかパーカッションの後ろに超巨大な打楽器があったような気がしたのですけど なかったですね。。これも縮小化の一つの表れだったのでしょうか。。。でも 遜色は全く感じられませんでした。
いつもいつも尊敬のまなざしで バンドの演奏見てました・・・

「Riverdance」

ジョアンさんがマントを捨てて踊りはじめたあたりで フィドルの音が出なくなってしまい 笛とアコーディオンが懸命にフォローしているように見えました。でもフィドルがないと超欠落感。こんな感じになるんだぁ・・・と思いました。

〜2幕〜

「American Wake」

前日の夜公演でも 手拍子あったそうなのですが バンド真下席で聞こえなかったのです。でも 同じくバンド近くでしたが この日ははっきりと手拍子が聞こえて嬉しかったです。それ以外の公演では全くなくて それでも一人の手拍子ずっとしていたのですが さすが最終公演でした!

「Lift the Wings」

結局 キャストはずーっと同じ方たちでした。パンフレットにはunderstudyの名も出ていますけれども 何かない限りは 変わらないようでした。ポールさん素敵でしたけども 他の方のもちょっと見てみたかったかもです・・・

「Heal their Hearts」

この公演が一番良かったです! というよりも なんか歌い方がちょっと違っててたような気がします。さびの高音へのいき方が・・・

「Freedom」

不思議だったのは 2000年公演では 全く生声が舞台から聴こえてこなかったのに 今2003公演では ちゃんと耳に入ってきたことです。
オペラグラスでジョーさんを見てましたが(笑) いつも真剣に大口で歌ってました(素晴らしい!) この回は何が可笑しいことでもあったのでしょうか 笑いをこらえて 目を右の方にキョロキョロさせて歌ってました。。。

「Trading Taps」

ものすごい盛り上がり!!! (最高〜!)

「The Russian Dervish」

プログラムには 男女三人ずつのロシアンダンサーの名前しか見当たらないのですが 男性は4人いたように思います。なんとなくですが Shivnaを踊ったダンサーは この演目には参加しないようで そのShivnaは ほぼ毎回決まった人が演じていましたが ごくたまぁに 不定期に別なダンサーさんが出演されてたように思います。女性ダンサーさんは見分けられませんでした。。。

「Heartbeat of the World」「Andalucia」

生タップ音重視の傾向が確実にある・・・との事だったようですが ここ東京国際フォーラムでは 席がそんなに後ろにならなかったこともあってか それほど気になることはありませんでした。でも 名古屋公演のときは 特にこの演目で ほとんどタップ音が聞こえてこず 物足りなさ感が残りました。
生音重視のために 公演の感動やキャストへの評価が 少しでも損なわれてしまったとしたら ちょっと悲しいかもって思います。。

「Slow Air / The Tunes」

モーリンのAirに切なくなって バウロンで軽快になり フィドルとバウロンから さらにバンドも合流 気持ちもどんどん高まって 会場からも大きな手拍子が・・・とにかく楽しいです。この日の手拍子はとてもすごくて この辺りから あの伝説になったかもと言える 東京フィナーレへの盛り上がりがはじまっていったと思います。。。

「Heartland」

群舞のラインになってからのあの会場の熱気と手拍子 今も忘れません。

「Finale」

シンガーたちが登場した瞬間 もう 大手拍子が始まりました!
男性リードシンガーの方が 手拍子を催促しながら登場する前に あんなに大きな手拍子が起こってたことなんて 初めてでした(涙)。そして ジョアンさんが登場したあたりで 私の涙腺はゆるみはじめてしまい もう どうしようもなくなってゆきました。あとはもう 涙涙涙・・・。

閉演後もしばらく鳴り止まなかった大きな手拍子。
キャストの再登場はありませんでしたけれども ほんとに幸せでした。

最後のステージドアも いろいろありましたが アーリーンとロイジィンさんに さよならを言えてよかったです。二人の笑顔がとても嬉しくて 今も心に残っています。

リバーダンス また日本に来てもらいたいです。
でも なるべく早く(笑)。
3年以内に来て下さい。(お願い!)

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