LOTD2000:1/29夜:ERINさんの場合

 親子でマイケル・フリークってのがものすごい。ERINさんの微にいるレポートです!
2000
posted by ERIN

1/29(土)の公演を見に行ってきました。1階15列36番ほぼ中央と言ってもいいくらいでとても見やすい位置でした。でも主演のDesmond君の印象はやっぱり薄い!スリムな体型だけに、線が細く他を圧倒するような存在感がないのです。もう少し筋力Upして欲しいですね。ポ−ズもマイケルのようにビシッと決めているとは言えずちょとぎこちない。舞台中央で指差す場面はかっこよく決まっていたけど。表現力の点でもまだまだという感じ。確かにDesmond君の高速タップはお見事でしたよ。足さばきも速い!ダンスの技術は高いのでしょうが、まだ表現力というか演技力が板についていない、自分のものにしきれていない感じを受けたのは私だけでしょうか。更に舞台経験を重ねて円熟した時にまた戻ってきてほしい。その時が大いに楽しみですね。

それにしても開演後、ビデオで何度も見たマイケル様のダンスが脳裏をよぎり、ちらついて離れないのにはまいりました。Desmond君にはすまないけど、マイケル様ならここでビシッとポ−ズをかっこ良く決めてサマになるのに・・・とか、マイケル様のダンスは絵になるのに・・・とか、哀しいかなどうしても比較してしまうのですよね。

私は双眼鏡でしっかりダンサ−達の表情も見ましたが、ダ−ク・ロ−ドとお互いの軍団を率いてにらみ合い、牽制しあいながら対決する場面で、Desmondはまるでふざけあっているような?笑みというか、笑いをかみころしてる?ようにもとれる表情を見てしまったのです。ちょっとしらけたなあ・・・。それとも笑みを浮かべて余裕見せていたつもりでしょうか?ちょっと真剣味が足りないのでは?・・・という印象を受けました。それにしてもダ−ク・ロ−ド役を演じたダンサ−のがっしりした体格と凄み?迫力ある存在感でこの舞台は救われたと思います。ついダ−ク・ロ−ドのダンスに目が引き付けられましたもの。そうそう妖婦モリガンはあの大御所マイケルとビデオでも共演していたオリジナル・メンバ-の一人Gillian Norris様が出演していました。彼女の踊りが生で見られて大いにうれしかったです。Anne Bucklayさんの美声にも聴きほれました。3曲目のアイリッシュ・トラッドの「キャリックファ−ガス」・・・名曲ですねえ!感動すらおぼえました。(大拍手!)

“Cry of the Celts”のようなソフト・シュ−ズによるダンスは良かったですね! 2部のフィナ−レはぐいぐいと引き込まれてノリましたし、それなりには良かったし楽しめました。

同行した母は、マイケル・フリ−クなのでこの若手メンバ−で12,000円のチケット代は高すぎる!物足りない!と不満顔でした・・・。

それにしても、男性のプリンシパルの舞台衣装はちょっと地味というかお金かけてないっなて感じ。マイケル様の派手な衣装とあまりに差がありすぎる。女性たちはきらびやかできれいな衣装で登場していただけにちょっと衣装の格差が気になりました。Siamsaの女性ダンサ−達は蛍光色の衣装だったのに、何で男性ダンサ−達はラフなありふれたポロシャツ姿(蛍光色ではない。)なのでしょう?ちょっといただけません・・・。

パンフレットには出演ダンサ−たちの氏名はおろかプロフィ−ルさえ無かったのはどうして?と驚かされた。彼らはtroope1のレギュラ−・メンバ−なはずですよね?・・・疑問残るなあ。LOTD主役はあくまでマイケルで、彼らは結局マイケルを筆頭にした1 troopeの中の一番手でしかない位置づけですか?あくまでも”マイケル・フラットレ−のLord of the Dance”なんだなあとつくづく知らされたという感じですね。会社で言えばさしずめ、マイケル様はオ−ナ−会社の社長でDesmond君は雇われ(サラリ−マン)社長という違いでしょうか。

とにかく、1/29日の公演はおおむね良かったものの、不満というか消化不良な面もいろいろと感じました、というのが私の正直な感想です。そしてやっぱり大御所マイケル様のLOTD、いやFeet of Flamesでもいい!!とにかく彼のダンス、彼が出演する舞台が見た−い!!という欲求がいやがうえにも大いに増してきたのは、なんとも皮肉な話ですね。

それはさておきマイケル様のLOTDという先入観をなるべく捨ててご覧になることが、今回の公演を大いに楽しむコツかも知れませんね。

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