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名古屋に来た!

6/15夜

しろすけさん




お待ちかね名古屋からのレポートです。しろすけさんありがとうございます!


 前に、アイルランドに遊学(留学なんて言えない)した事があって、そこのオリエンテーションで観たのがアイリッシュダンスにハマったきっかけ(ショーと呼べるようなものじゃないです。お嬢さんが習ってるお稽古をちょっと見せてもらったような感じ)。

 以降、グラミーでのRdのパフォーマンスを観て、「ちゃんとアイリッシュダンスのショーと言うものがあるじゃないか!」と知り、念願の来日公演があると解った時には、無理やり友達を誘って行きました(愛知から大阪へです。このあたりは追っ掛けのノリですね(苦笑))。

 LOTDの時は知ったのが遅くてチケット取れず、観られなかった。
(Rdの時もかなり遅かったんですけど……。立ち見しか(立ち見は、と言うべき?)残ってなかった。それでも行って見たら、当日キャンセル分との引き換えが出来てラッキー!でしたが)
 何せ圏外。まだインターネットもやってなかったし。情報を手に入れるのはタイヘンです……。時既に遅しって感じ……。

 その後インターネットを始めて、こういうアイリッシュダンスのサイトがあるって知った時には(矢張り)嬉しかったですよう。これで公演情報が手に入りやすくなる。

 Rdが年末名古屋に来るって言うのは嬉しいなぁ!これでわざわざ大阪だの東京だのと足を運ばなくて済む!(でも会場が……イヤ(涙))と気分は年末一直線!だったところへ突然のSOTDの公演ときた。

ということで、名古屋公演のレポート(もどき)です。
時間があいてしまったのでウラ覚えなところもありますが、平にご容赦を……。


 この公演、実はあんまり乗り気じゃなかったんですよ。
 というのも、視界は年末のRdに一直線だったし、説明を読んでるとRdの二番煎じみたいな感じだったし。大阪くんだりまで一緒にRdを観にいった友人にその旨相談すると、

「比較は観てからするもの」

 ナルホドと思ってチケットを取りました。

 とは言えども、大御所(ですよね?)RdもLOTDもすっ飛ばし、突然現れたダークホースとも言うべきSOTDが名古屋(に限らず地方公演に)一番手を掛けたって、一体どんなことになるのやら……。

 まずは事前の宣伝。ってちょっと待て!宣伝ってしてた?!
 静岡公演もそうだったみたいですが、やっぱり急遽決まった公演ということもあるのか、単に金がなかったのかなぁ。
 民放を殆ど観ていないせいもありますが、TVCMは観なかった。本当に観なかった。新聞のチケット広告はよく出ていましたが。それでも写真付きは、確か電話予約開始の時の1回きり。以後は公演名のみ。
 けど、動かない写真では、それがどんなモノなのか、全く見当つきませんよね?私も知らない人に対して、言葉と写真だけでは未だ上手く説明出来ないし(「見当つかん!」と言われてしまう。どなたか、上手い説明教えて下さい)。
 一応、この種のダンス自体が初来名なんだから、もう少し宣伝、取材記事があってもいいと思いました。
 大体、あのパンフの表紙写真だけで、どんなものか見当つきます?
 従って、当然(?)公演当日に当日券の広告も出たので、矢張り、チケット結構余っているのかも……。
 というわけで、期待よりも不安の方が一杯で出かけました。

 6月15日公演分です。
 厚生年金会館は初めてだったのですが、地下鉄降りてすぐで、そんなに大きい会場ではなかったな(収容人数って何人?)。
 席は1階E列。前から5列目。ここまではいい。13番で、これが殆ど端っこ。正面向いて観られない!前列との段差も殆どないもので、前列の人の頭が邪魔になっても逃げられなくって肝心のステップが見られない!と言う悲しい席でした。チケットを受け取った瞬間、イヤ〜な予感はあったんですけど。

 会場に入ってみると、予想通りというか、席は歯抜け状態。埋まらない悲しさより、席の悪さが先に立つ。中央部分の席が空いてたら移動しよう!という目論見は、結局、一階席はそれなりに埋まってしまって断念。
 と言っても、二階席のほうはどうだったか解りません……。

 内容の感想は他の方々が書いてらっしゃるのとほほ同じ、かな?

 衣装はとっかえひっかえ変わり、皆さんものすごく楽しそうに笑って踊って叫ぶ。
 面食らったのが上半身(腕)の振り付け(?)がある!
 アイリッシュダンスは上半身を動かさないと思っていたんですけど、違うのかな?
 しかし、あの振り付けって、空手か合気道、と思ったのは私だけですかね?

 それから、やっぱりここでもフィドルのおにーさんは一番人気。ノセ方上手いですよね(モウイッカーイ?(笑い))。
 彼のパートだけ手拍子がすごい。
 後半は出てくるだけで笑いを取ってましたね(って違う?)。

 予備知識なしで来てる人も多かったようで(当然?)、近くの席の人たちはフィドルの事を「エレキバイオリン」と仰っていました。

 ……。いや、確かにそうかもしれないけど……。

 ダンスは宣伝文句の割に、(やっぱり)レベル低いなと思いました。
 素人なのでエラそうなことは言えないのですが、決め(になるのかな?)のところとか、綺麗にぴた、と揃ってない感じがしたので。

 構成は、個人的には、それなりにまとまってたと思います。Rdに関しては前半と後半の落差がちょっとあって、ここだけがネックなのですが、こっちにはそういう感じはなかったな。
 これは決して、SOTDの方が構成は上手いという意味ではありません。
 前半も後半も似たような印象しか残ってない、ってことです。

 大体、始まってしばらくの間、私固まってましたよ。
「一体何観に来たんだっけ……?」って。

 これはバレリーナが出てくるたびに思いましたね。
 歌は下手じゃなかったけど……。何か違うよコレは。

 会場で売っていたものは、パンフとCD、ビデオの三つ。
 パンフは買いましたが、他はさすがに「もういいや……」
 物産展なんてあったんですか?

 一応最後には立って拍手をしましたが、会場(例によって1階席のみで)を見たり、オールスタンディングまでは行かず、三分の一から半分くらいだったかな。

 とまぁ、初の名古屋公演はこんな感じでした。

 まぁ、何だかんだ言っても、個人的には、これはこれ、と楽しめたかな、とは思ってます(Rdをもっと気楽な軽いショーにアレンジするとこうなるわけか、みたいな)。 
 因みに観たいと言っていた友人は、突然都合が悪くなり、別の友人にバトンタッチ。
 そっちはアイリッシュダンスは初めて。なのでRdをビデオで予習させて行きました。
 Rdの第一印象が「笑わない」だったそうで(言われてみれば確かに……)、SOTDは「みんな笑ってる」と言うのがまず一番。あとは例によってフィドル兄さんとか。それなりに楽しんでは貰えたようで、良かったと胸を撫で下ろしております。

 確かに気さくなカジュアルレストラン(でしたっけ?)と言う感じではあったんですが、情報誌とかでは、「初のアイリッシュダンス名古屋公演、入門編として」と言ったくだりがあったりするわけです。会場のどれくらいの人が「ものは試し」で来ていたか解りませんが、これでSOTD=アイリッシュダンスと位置付けされてしまうと、なんか違うと思う(Rdでもそうらしいですね)。入門編と言うよりも、応用編の方がいいのでは?と思うんですけどねぇ。(応用編というにはレベル低いけど)。

 これが初めてのアイリッシュダンスであったろう観客の多くが、年末に控えているRdにはどういう反応になるのかなぁ。とちょっと不安になってしまった。
 大阪のyasuさんのレポートなんかを読ませていただくと、「ごった煮でカジュアルなところが良かった」とありますけど、SOTDの感覚でRdに行くと、かなり面食らうのではないかなぁ、と思います(少なくとも、逆はそうですもんね)。
 というワケでyasuさんを筆頭に、ビデオも含め、アイリッシュダンスはSOTDが初めてで、Rd2000を観に行ったと言う方の感想、楽しみにしてますです。

 Rd2000、いい席が取れるといいなぁ、と願いつつ。



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